米サウスカロライナ州の民主党予備選、黒人層の支持を得たバイデン氏が初勝利、ブティジェッジ氏は撤退

(米国)

アトランタ発

2020年03月02日

11月の米国大統領選挙に向け、サウスカロライナ州の民主党予備選挙が2月29日に行われた。現地報道によると、ジョー・バイデン前副大統領が黒人層からの支持を受け、48%の得票率で大差で勝利した(表参照)。ニューハンプシャー州(2020年2月14日記事参照)とネバダ州で勝利したバーモント州上院議員のバーニー・サンダース氏は20%で2位に付けた。サウスカロライナ州の代議員は54人で、得票率に応じて各候補者へ配分される。

表 サウスカロライナ州民主党予備選挙結果(2020年3月1日時点)

民主党候補者指名争い第4戦となった今回の予備選挙は、南部で初めての予備選となることや、これまでの3州とは異なり黒人層が民主党有権者の過半を占めること、14州で予備選や党員集会が行われる3月3日のスーパーチューズデー直前であることからも注目されていた。

「ワシントン・ポスト」紙(2月29日)の出口調査によると、バイデン氏は黒人層の6割の支持を集め、サンダース氏(17%)を大きく上回った。これまで実施された3州での予備選・党員集会で伸び悩んでいたバイデン氏が、民主党の重要な支持基盤である黒人層からの厚い支持を得て、スーパーチューズデー直前に弾みをつけたかたちだ。年齢別でも、45歳以上でバイデン氏が過半数の支持(45~64歳:51%、65歳以上:64%)を得て、ほかの候補者を大きく引き離した。

ブティジェッジ氏らが候補者指名争いから撤退

最初の党員集会が行われたアイオワ州(2020年2月10日記事参照)で首位に立ち、ニューハンプシャー州予備選では2位に付けた前インディアナ州サウスベンド市長のピート・ブティジェッジ氏は、2月19日のネバダ州党員集会では3位と伸び悩み、今回のサウスカロライナ州予備選でも4位だった。それを受け、同氏は3月1日、候補者指名争いから撤退することを表明した。

また、サウスカロライナ州予備選での躍進を狙っていた実業家のトム・スタテイヤー氏も、3位になったことを受け、2月29日に候補者指名争いから撤退した。民主党の大統領候補者は6人となった。

なお、最近の世論調査で支持率を伸ばしている前ニューヨーク市長の穏健派マイケル・ブルームバーグ氏は、サウスカロライナ州予備選には参加せず、スーパーチューズデーから参戦する。

(高橋卓也)

(米国)

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