米州大陸中継地のパナマでも新型コロナ感染を確認、コパ航空は通常運航
(パナマ)
メキシコ発
2020年03月12日
パナマ保健省は3月9日、同国で初の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。感染者は40歳のパナマ人女性で、8日にスペインから帰国した際に症状が確認され、空港から直接入院した。ラウレンティノ・コルティソ大統領はツイッターで、「世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス対策プロトコルに則り、今後の対策と拡散防止に努める」と述べた。また保健省は、国内での感染疑い事例に関する情報などを逐次公開していくと発表した。
パナマは北米大陸と南米大陸を繋ぐ中継地(ハブ)となっている。フラッグ・キャリアのコパ航空は米州地域内の74都市に就航しており、南北米州大陸の移動時には多くの旅客がハブ空港であるパナマ市のトクメン国際空港を利用している。同航空は3月10日時点で就航便数の調整や就航地の変更を行っていないが、3月5~31日分の航空券については、6月15日までであれば無料でフライトの変更に応じるとしている。
パナマ政府は3月10日時点で入国制限措置は行っていない。ただし、入国前14日以内に新型コロナウイルス感染国に滞在していた入国者に対しては、スクリーニング検査の実施を求めている。
(志賀大祐)
(パナマ)
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