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2019年の貿易は輸出入ともに減少

(チリ)

サンティアゴ発

2020年03月12日

チリ中央銀行が2月24日に発表した資料によると、2019年の貿易(通関ベース)は、輸出(FOB)が前年比7.6%減の696億8,200万ドル、輸入(CIF)が7.2%減の695億9,300万ドルで、貿易収支は8,900万ドルの黒字になった。

輸出を品目別にみると、鉱産物の銅は、中国など主要国向けの輸出減少が響き、前年比8.2%減の334億100万ドルだった(表1参照)。銅はチリの輸出全体の47.9%を占めており、主な輸出先は中国(構成比48.9%)、日本(10.4%)、韓国(9.5%)で、韓国が2018年に3位だった米国を抜いた。

表1 チリの主要品目別輸出(FOB)

農林水産物は、特に果物の輸出が好調だったため、前年比2.2%増の65億5,900万ドルとなった。中国の需要増を受けたサクランボ輸出が44.8%増で、果物輸出としては2018年まで首位だったブドウを、中銀の貿易統計で確認ができる2003年以降初めて上回った。

工業品は、前年比7.9%減の268億200万ドルだった。サーモンやボトルワインは減少し、セルロース、紙、ほかは主な輸出先の中国で減少したため22.6%の大幅減となった。

輸入を品目別にみると、中間財は前年比6.1%減の349億4,000万ドルで、エネルギー製品、化学製品、金属製品いずれも減少した(表2参照)。消費財は、自動車が24.6%減、携帯電話が12.3%減と目立ったが、医療品は前年に引き続いて増加し、2.6%増の9億6,500万ドルとなった。資本財は4.7%減で、うち鉱業・建設用機械は10.8%増加した一方、トラックおよび商用車は22.2%減と大幅に減少した。

表2 チリの主要品目別輸入(CIF)

輸出額を主要地域別にみると、アジア向けが54.9%を占め、国別では中国(構成比32.4%)、米国(13.6%)、日本(9.1%)の順(表3参照)だった。主要輸出先で減少する中、韓国と台湾向けは銅関連の製品が伸び、それぞれ8.4%増、15.7%増となった。

表3 主要国・地域別貿易額

輸入額を主要地域別にみると、米州からが44.4%を占め、国別では中国(構成比23.8%)、米国(19.3%)、ブラジル(8.1%)の順だが、いずれも前年比減となっている。米国とブラジルからは特に石油および歴青油の輸入が減少し、中国からは携帯電話が減少した。

(岡戸美澪)

(チリ)

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