新型コロナウイルスなどの影響で直近入国者数は7割減に

(タイ)

バンコク発

2020年03月16日

タイ観光局(TAT)が発表する空港別の入国者数外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが3月に入り一段と減少した。タイ最大の空港であるスワンナプーム国際空港の2月の入国者数は前年同月比44%減の97万8,600人、2位であるドンムアン国際空港は53%減の24万6,300人だったが、3月1~10日の期間は、スワンナプーム国際空港、ドンムアン国際空港でそれぞれ22万300人(前年同期比62%減)、5万3,800人(69%減)と下げ幅が拡大した。

3月8日にはタイ民間航空公社が新型コロナウイルス感染危険国に指定された国・地域からの渡航者に対し、医療機関の発行した健康証明書を出国時にチェックインカウンターにて提示することを義務付けた(2020年3月13日記事参照)。8日以降の入国者数はさらに減少し、スワンナプーム国際空港が6万9,200人(前年同期比70.6%減)、ドンムアン国際空港は1万7,500人(75.4%減)となり、7割を超える減少率となった(注)。

(注)8~11日までの入国者数

(蒲田亮平)

(タイ)

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