香港、3月19日から全入境者に対し強制検疫を実施

(香港)

香港発

2020年03月23日

香港政府は3月19日午前0時から、全ての国・地域(中国本土、マカオ、台湾を除く)からの入境者に対し、14日間の強制検疫と医学観察措置を開始した。期限は6月18日までで、3カ月間の実施を予定している。

入境者の国籍やビザの種類は問わず、香港到着前の14日以内に中国本土とマカオ、台湾以外の各国・地域に滞在した全ての入境者が対象となる。

3月19日時点で香港政府が取っている強制検疫措置は表のとおり。

表 検疫対象国・地域

現地メディアによると、19日午前0時以降の入境者には、手首に付ける電子リストバンドが支給される。14日間の装着が求められ、携帯電話のアプリを活用して登録を行うと、自宅隔離中の入境者の追跡が可能になるという(「香港01」3月19日)。

マカオは海外からの入境禁止措置

マカオ政府は3月18日午前0時から、中国本土と香港、台湾の住民を除き、非マカオ住民の入境を禁止している。

(渕田裕介)

(香港)

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