シンガポールなど7カ国、新型コロナウイルス感染拡大でも物流円滑化で共同声明

(シンガポール)

シンガポール発

2020年03月30日

シンガポール、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、ミャンマー、ニュージーランドの7カ国は3月25日、新型コロナウイルス感染拡大下でも、「サプライチェーンが開かれ、円滑であることを維持する」との声明を発表した。声明には、チャン・チュンシン貿易産業相を初め、オーストラリアのサイモン・バーミンガム貿易観光投資相など、7カ国の貿易担当大臣がそれぞれ名前を連ねた。

同7カ国は声明で、「航空、海上を含め貿易ラインが引き続き開かれ、必需品を含むモノの流れが円滑であることは、我々にとって共通の利益だ」との認識を示した。また、「この時期に必要な医療品など必需品に対する輸出規制、または関税・非関税障壁、およびあらゆる貿易の障害となるような措置の回避が重要である」ことの認識でも一致した

シンガポールの物流関係者によると、新型コロナウイルスに伴う各国の入国規制や国内の外出規制などで物流の停滞が生じている。また、航空貨物については航空各社が入国規制で航空便の減便に踏み切っており、減便に伴い航空貨物スペースが縮小している。また、「各社は航空貨物スペースを奪い合っている状況(日系卸売会社)」と指摘した。

シンガポール貿易産業相、韓国と貿易フロー、サプライチェーン維持を再確認

また、シンガポールのチャン貿易産業相は3月27日、韓国の兪明希韓国産業通商資源省 通商交渉本部長とビデオ会議を行い、新型コロナウイルス感染拡大の中でも、貿易フローとサプライチェーンのコネクティビティを維持することの重要性を再確認した。また、両国は共にRCEPの加盟国として、首脳会合での合意を実行に移し、2020年中の署名を目指すという協力の加速化が、新型コロナウイルス感染が終息後の経済成長と回復を支えるとの、認識で一致した。

韓国はシンガポールにとり第8位の貿易相手国であり、2019年の両国間の貿易総額は394億シンガポール・ドル(Sドル、1Sドル=約76円、約2兆9,944円)だった。

(本田智津絵)

(シンガポール)

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