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キルギス人材、高い日本語能力と真面目な勤務態度が日本で評価

(キルギス)

欧州ロシアCIS課

2020年03月13日

中央アジアの小国・キルギスは地下資源には恵まれないものの、近年は優秀な労働力の新たな供給先として、日本での評価が高まっている。首都ビシュケクのアラバエフ大学日本学院で、日本語教育と技能実習生の送り出し機関として実績のある、ジャパンスタイルLLC代表社員の四橋道徳氏に話を聞いた(1月27日)。

写真 アラバエフ大学内に設置された日本学院(ジェトロ撮影)

アラバエフ大学内に設置された日本学院(ジェトロ撮影)

(問)日本学院の近年の実績について。

(答)2020年は初の卒業生が十数人輩出される。2021年は60人、2022年は100人となる予定で、主にホテルサービス学科の学生だ。アラバエフ大学のコンピューター学科や日本語学科の生徒も一部含まれる。日本学院でも、2020年から20人のコンピューター学科の学生を募集する。

(問)学院で学ぶキルギス人学生は皆、日本へ行くのか。

(答)日本学院で学ぶ250人の学生のうち、半数は訪日経験がある。訪日を通じて、日本人との仕事のやり方に慣れることができる。日本の建築CADの会社で1年間のインターンシップを終え、関西の建設会社に就職する生徒もいる。

(問)日本への送り出し実績はどうか。

(答)高度人材、技能実習生、留学生、インターンシップなど、延べ500人の送り出しを達成した。インターンシップと高度人材の派遣先はホテルが多い。沖縄だけでなく、北海道や名鉄グループのトヨタホテル、城崎温泉、熊本など近年、派遣先は多岐にわたっている。技能実習生は建設関係が中心だ。日本語習得のレベルの高さと真面目な勤務態度が即戦力になると好評だ。キルギス政府も注目している。

ホテル以外には、日本の11都市で行われる介護分野の3カ月短期研修に130人が参加した。うち18人が、技能実習生として就労した。(人材として)使い良いとの評価も得ているようだ。日本からも月に2件程度、当学院の視察に訪れる。今後はIT分野の派遣を増やしたい。

(問)特定技能実習生の派遣はどうか。

(答)日本との協定がないので、キルギスで試験を受けられない。試験は日本で受けることになるが、そのためには中長期ビザが必要となり、ハードルが高い。また、転職が自由という条件なので、ブローカーが暗躍する余地がある。学院としての課題は、卒業後の高度人材としての就職支援だ。

(下社学)

(キルギス)

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