香港政府、3月14日から北海道からの入境者を強制検疫対象に
(香港)
香港発
2020年03月12日
香港特別行政区政府(以下、香港政府)は3月10日、北海道からの入境者を3月14日午前0時から、強制検疫の対象とする措置を発表した。
そのほかの対象国・地域は、フランス(ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地域圏、グラン・テスト地域圏)、ドイツ(ノルトライン・ウェストファーレン州)、スペイン(ラ・リオハ、マドリード、バスク地方)、イタリア(エミリア・ロマーニャ州,ロンバルディア州,ベネト州の3州から全土に拡大)。香港住民であるかどうかを問わない。
該当国・地域からの入境者に対しては、政府指定の検疫センターにおいて、14日間の検疫が実施される。
3月11日時点で、強制検疫の対象となっている国・地域は表のとおり。
香港政府は同時に、発表の各国・地域に対する「赤色外遊警示」(RED Outbound Travel Alert)を出し、香港住民は不要不急の訪問を避けるよう呼び掛けた。
香港政府のキャリー・ラム行政長官は3月10日、本措置発表前の記者会見において、(1)感染者の数と分布、(2)感染者の増加スピード、(3)感染者の管理状況と防疫対策の評価、(4)香港住民の訪問頻度、を考慮し、どの国・地域に対して一層の検疫強化措置を取るか検討している旨を発言していた。
(渕田裕介)
(香港)
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