ドゥテルテ政権の支持率82%、全世代と全地域から高い支持

(フィリピン)

マニラ発

2020年02月10日

フィリピンの民間調査会社ソーシャルウェザーステーションズ(SWS)が1月21日に発表した調査結果によると、ドゥテルテ政権に満足していると回答した国民は82%、不満と回答した国民は10%、どちらでもないという回答は8%だった。

満足していると回答した比率は前回2019年11月調査の78%から4ポイント増加し、満足から不満を差し引いた比率(以下、ネット満足比率)は72%となり、こちらも前回(66%)から6ポイント増加した。

地域別に満足していると回答した比率を比較すると、ドゥテルテ大統領の出身地のダバオ市を含むミンダナオ地域が88%で最も高く、次にセブ島を含むビサヤ地域(87%)、マニラ首都圏(79%)、マニラ首都圏を含まないルソン島(77%)となった。

年齢別に満足していると回答した比率を比較すると、35~41歳が87%で最も高く、次に55歳以上(85%)、18~24歳(82%)、25~34歳および45~54歳がそれぞれ77%だった。男女別にみると、男性が83%、女性が81%となった。

2016年6月のドゥテルテ政権発足以降14回目となるこの調査で、今回のネット満足比率が最高だった。今回の調査2019年は12月13~16日に、全国の18歳以上の1,200人を対象に、対面方式で実施された。

(坂田和仁)

(フィリピン)

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