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2019年の乗用車生産、過去最高の2018年に届かず

(チェコ)

プラハ発

2020年02月17日

チェコ自動車工業会によると、2019年の乗用車生産台数は142万7,563台で、過去最高を記録した2018年に比べ0.7%減少した(表参照)。

表 乗用車の国内生産、販売、輸出台数

同工業会のボフダン・ボイナル会長は「世界経済が地政学的な不確実性にさらされる中で、チェコの自動車業界は堅調な実績を示した」と評価している。

2019年の実績をメーカー別にみると、最大メーカー・シュコダ〔フォルクスワーゲン(VW)グループ〕の生産台数は90万7,942台で、国内3メーカーの中で唯一、前年比で増加、前年の過去最高記録を更新した。

同社にとって電気自動車(EV)導入元年となった2019年には、1,200万ユーロを投じて同社初のプラグインハイブリッド車「スパーブIV」の生産を国内のクバシニで開始した。また、シュコダ・ブランド初のEV「シティゴe iV」は2019年11月に生産が開始されたが、チェコ国内では製造されておらず、隣国スロバキアの首都ブラチスラバにあるVWの製造拠点が選ばれていた。

現代はもともと、前年の生産台数34万300台から、2019年には31万8,000台へと、6.6%減産することを予定していたが、最終的には前年比9.1%減の30万9,500台となった。同社は要因について、ミニMPVモデル「ix20」の生産終了と輸出先における需要減にあるとみている。一方、2月5日に同社は、欧州市場向けの「コナ・エレクトリック」生産を増強するため、3月からチェコ工場で同車の製造開始を予定していると発表した。

トヨタとグループPSA(フランス)との合弁会社、トヨタ・プジョー・シトロエン・オートモビル・チェコ(TPCA)の生産台数は前年比0.4%減となったものの、予定を上回る21万121台を記録。同社は、製品の質の高さと排気量の低さという点に加え、フランスやドイツ、英国、イタリア、オランダなどで特に人気が高いためと説明している。

TPCAはトヨタ「アイゴ」、プジョー「108」、シトロエン「C1」の3種類の小型乗用車を生産している。同社は2021年1月に、トヨタの欧州統括会社であるトヨタ・モーター・ヨーロッパ(TME、本社:ブリュッセル)の完全子会社となる(2018年12月5日記事参照)。また、1月14日には、TPCAが前述の3種類の小型車に加えて、トヨタ「ヤリス」(ヴィッツ)の製造を開始することを公表した。製造開始時期や生産台数、投資額など詳細はまだ明らかにされていない。

(中川圭子)

(チェコ)

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