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チリでの感染者なし、新型コロナウイルス拡大が経済に及ぼす影響を懸念

(チリ)

サンティアゴ発

2020年02月14日

チリ保健省によると、2月7日時点でチリ国内の新型コロナウイルス感染者は確認されていない。同省は、感染の疑いのあった5人に対して、公衆衛生研究所(ISP)が検査したが、全員陰性だったと発表している。同省はまた、2月6日に首都サンティアゴのアルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港で、新型コロナウイルス感染の疑いがある乗客が到着した場合の対応シミュレーションを行った。1~2月はチリの休暇シーズンで多くのチリ人が海外へ渡航することから、対策を強化している。

チリの主要輸出品目である銅の国際価格は、1月31日に1ポンド=2.53ドルまで落ち込んだ。新型コロナウイルスの拡大を受けた中国経済の混乱が低下の理由として挙げられる。2月5日付「ラ・テルセラ」紙は、チリから中国へ輸出された約800万箱のサクランボを収容する1,500のコンテナが中国の港で足止めされていると報じた。中国はチリにとって最大の輸出相手国で、サクランボは輸出全体の8割強が中国向けとなっている。加えて、中国の人々が外出を控えている影響で国内消費が減少しており、中国向けの主要な輸出品であるチリ産のワインやサーモンの輸出減を懸念する声が各業界から上がっている。

為替相場も対ドル安が進む

チリでは、反政府デモを受けて1ドル=800ペソを超える歴史的ペソ安を記録した為替相場(2019年11月27日記事参照)は、12月後半にかけていったん落ち着きを取り戻したが、新型コロナウイルスの拡大を受けて、2月3日に同799.11ペソまで再度値を下げた(注)。エコノミストらは、新型コロナウイルスが抑制されない限り、米ドルは上昇し続けるとの見方を示している。

(注)前営業日における取引の売りと買いの仲値(チリ中央銀行が発表)。

(岡戸美澪)

(チリ)

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