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HISがバクーで日本食プロモーションイベント開催、販路開拓のハブ目指す

(アゼルバイジャン)

イスタンブール発

2020年02月14日

エイチ・アイ・エス(以下、HIS)は2月4日、アゼルバイジャンの首都・バクーで日本食プロモーションイベント「Taste of Japan」を開催した。農林水産省輸出環境整備緊急対策事業外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますとして、農林水産省と在アゼルバイジャン日本大使館、三重県、ジェトロが後援し、現地のパートナー企業と調理師協会も協力した。

アゼルバイジャンは人口約1,000万人、1人当たりGDPは約4,500ドル。日本食品の流通も限定的なことから、現時点では大きな市場とは言い難い。しかし、この数年、バクーでの日本食イベント開催や、アゼルバイジャン企業による「『日本の食品』輸出EXPO」(注)への来場といった動きがみられ、同国のポテンシャルについての関心が高まっていた。

HISは欧州や中東、ロシア・CIS諸国向けの輸出拠点としてアゼルバイジャンの可能性に着目し、2018年から農林水産省の補助事業を活用しながら、同国のハブ機能を活用した日本産食品輸出プロジェクトに取り組んでいる。2019年には三重県と戦略的連携協定を締結、三重県産の伊勢茶を使った緑茶ティーパックや抹茶チョコレートをアゼルバイジャン企業と共同開発することを発表した。

今回の和食プロモーションイベントでは、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの和食レストラン「湖畔亭」の協力によるすしと和牛のデモンストレーション、伊勢茶・抹茶を使用しアゼルバイジャン企業と共同開発した商品の発表、日本人専門家による日本の茶文化の紹介が行われ、シェフや流通業者、メディアなど約200人が出席した。イベントに先立って開催された湖畔亭上田寿夫料理長と現地シェフ協会副会長による和食・和牛のマスタークラスには、シェフ約30人が参加した。隣国イランから参加したシェフもみられた。

参加したアゼルバイジャン人シェフは「素晴らしい。以前からこれらの食材を取り扱いたかったので、すぐに検討したい」と、今後の取り扱いに前向きなコメントをしていた。イベントを運営したHISイスタンブール支店の田上亮子氏は「既にアゼルバイジャンへの和牛輸出は始まっている。HISも三重県と連携して伊勢茶や抹茶チョコレートの販売を実現した。今後さらにビジネスが拡大していくと確信している」と、手応えを語った。HISは今後、アゼルバイジャンをハブに、日本食を欧州や中東、ロシア・CISなどへ輸出していく計画だ。

写真 参加者にあいさつするHIS高澤直之プロジェクトマネジャー(ジェトロ撮影)

参加者にあいさつするHIS高澤直之プロジェクトマネジャー(ジェトロ撮影)

写真 アゼルバイジャン企業と共同開発した伊勢茶ティーパック(ジェトロ撮影)

アゼルバイジャン企業と共同開発した伊勢茶ティーパック(ジェトロ撮影)

写真 日本人専門家による伝統的な茶道の紹介ブース(HIS提供)

日本人専門家による伝統的な茶道の紹介ブース(HIS提供)

写真 多くの来場者でにぎわう会場内の様子(ジェトロ撮影)

多くの来場者でにぎわう会場内の様子(ジェトロ撮影)

写真 マスタークラスの参加者に和牛すしを教える湖畔亭の上田料理長(ジェトロ撮影)

マスタークラスの参加者に和牛すしを教える湖畔亭の上田料理長(ジェトロ撮影)

(注)日本最大級の食品輸出専門展。農畜産物や水産物から、飲料、調味料、加工食品まで、日本食品を一堂に出展し、世界80カ国・地域から来場する食品バイヤー・食品輸出商など2万人と商談を行う展示会。2018年10月の第2回「日本の食品」輸出EXPO(幕張メッセ)には、アゼルバイジャンから約30人のバイヤーが来訪した。

(中村誠)

(アゼルバイジャン)

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