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マニラでラッシュアワー時の車両通行料徴収を検討、運輸省

(フィリピン)

マニラ発

2020年02月12日

フィリピン運輸省(DoTr)は、マニラ首都圏において、渋滞が最もひどいラッシュアワーに道路を走行する車両に対して、通行料を徴収することを検討していると発表した。1月19日付の「ビジネスワールド」ほか地元各紙が報じた。

DoTrによると、マニラ首都圏での通行料導入については、国家経済開発庁(NEDA)のテクニカルワーキンググループ(作業部会)において検討が開始されており、世界で初めて都心部での渋滞を緩和するために通行料を徴収したシンガポール政府が構想段階から協力しているとした。

マニラ首都圏での通行料については、複数の業界団体からも導入の必要性が主張されており、フィリピンを代表する大企業の経営者などで構成するフィリピン経営者協会(MAP)は2019年11月、バスなど公共交通機関以外の車両が、ラッシュアワーにマニラ首都圏のセントラル・ビジネス・ディストリクト(CBD:商業中心地)を走行する場合に、通行料を徴収すべきとの主張を発表した。また、フィリピン自動車協会(AAP)も同様の主張をしている。

今国会では、マニラ首都圏での自動車の保有台数を制限する法案「駐車スペース証明法案(上院第368号)」が審議されている。マニラ首都圏に居住する個人や立地する法人が自動車を購入する際に、一時的ではない恒久的な駐車スペースを保有することを求める内容になっている。

アジア開発銀行(ADB)は2019年9月、アジア諸国278都市の中でマニラ首都圏を最も交通渋滞が深刻な都市として選定した。ADBによると、マニラ首都圏の交通渋滞の原因は、効率的かつ経済的な公共交通機関が圧倒的に不足しているためとし、人の移動経路の25%は公共交通機関の利用が不可能とした。

(坂田和仁)

(フィリピン)

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