2020年の茶の輸入、関税割当量を公表

(タイ)

バンコク発

2020年02月14日

タイ商務省外国貿易局(DFT)は2月3日、2020年のタイへの茶の輸入に関し、WTO協定に基づく関税割り当ての数量を発表した(DFTホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、日本語仮訳添付資料)。

タイでは茶は貿易管理品目となっており、WTO協定の下、一定の輸入量に限って30%の低税率の関税率が適用され、それを超える分については90%が適用される。2020年の茶の輸入割り当てを受けた業者は190社で、過去最多となった(2019年については2019年11月1日記事参照)。また、年間625トンを限度とする輸入量の規定に対し、2万5,000トンを超える申請があった。割り当てを受けた者は申請した量に従い、2020年12月31日までに輸入を完了しなければならない。

なお、DFTは毎年6月に、輸入見込み量が割当量の95%以下となる者からの数量枠の返納を受け付けている。返納分は翌年度の割当量計算の際に考慮され、申請量から差し引かれることとなる。割当量に基づく輸入がない場合は、翌年度の割り当てから除外されることとなる。

(ウォンパタラクン・ヤーダー、福田かおる)

(タイ)

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