台湾の総統選挙、歴代最多の得票数で蔡英文氏が再選

(台湾)

中国北アジア課

2020年01月15日

1月11日に実施された台湾の第15代総統選挙は、即日開票の結果、現職で民主進歩党候補の蔡英文氏が再選された。蔡氏の800万票を上回る得票数は、歴代総統選で最多記録となった。得票率は、蔡氏が57%、事実上の一騎打ちとされた対立候補の韓国瑜氏(高雄市長、国民党候補)が39%、宋楚瑜氏(親民党党首)が4%だった。

今回の総統選の投票率は74.9%で、前回2016年の66.2%を上回った。若年層の支持が比較的高いとされる民進党に有利に働いた面もあるとみられている。

なお、同時に行われた立法委員(国会議員に相当)の選挙では、民進党は改選前の議席数(68議席)より減らしたものの、61議席と過半数を確保した。

(加藤康二)

(台湾)

ビジネス短信 f6941bcd4260cc49