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AIと5Gがイノベーションの未来を決める、世界最大級の電気製品・技術見本市「CES 2020」が開催

(米国)

ニューヨーク発

2020年01月29日

世界最大級の消費者向け電気機器・技術の見本市「CES 2020外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が、1月7~10日に米国ネバダ州ラスベガスで開催された。CESは1967年から毎年開催され、かつてはテレビやオーディオなどの消費者向け家電が中心の見本市だったが、近年は自動運転を含むモビリティー分野、人工知能(AI)アシスタントを含むスマートホーム分野など、家電の枠を超えたさまざまなイノベーティブな製品・技術が集まるイベントとして話題を呼んでいる。今回は160の国・地域から17万人以上の参加が見込まれ、電機メーカーにとどまらず、自動車やヘルスケアなど幅広い業種から4,400社以上の企業が出展した。

写真 会場の様子(CES提供)

会場の様子(CES提供)

CES主催者である全米民生技術協会(CTA)市場調査部門のバイスプレジデント、スティーブ・コーニグ氏は、開幕直前に開かれた記者会見において、第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスが本格始動し、携帯電話や自動車などの「モノ」の相互接続性が高まっていくとし、IoTの概念は「モノのインターネット化(Internet of things)」から「モノの知性化(Intelligence of Things)」へ進化すると指摘した。

こうした変化を見据えて、会場では、5G半導体やAI技術を活用した製品など、幅広い分野にわたる消費者向けの最先端の技術やサービスが披露された。通信会社クアルコムは、世界初となる5G対応のパーソナルコンピュータ用半導体チップを発表した。同社のクリスティアーノ・アモン社長は「2020年は、5Gの規模拡大が期待される年だ。懐疑的な意見もあるが、4Gよりも普及の速度は速い」(プレスカンフェレンス1月6日)と述べた。また、今回の「ベスト・オブ・イノベーション」に選ばれた、コルゲートのAIによる磨き残しを感知するデジタル歯ブラシ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますなどのデジタルヘルスや、拡張現実(AR:Augmented Reality)や仮想現実(VR:Virtual Reality)を使ったゲームなど、実用化が期待される分野も注目された。

モビリティー分野では、自動運転車(AV)やフライングカーといった単体の製品にとどまらず、「つながる化」による生活全般へのソリューションが発表された。例えば、トヨタ自動車は静岡県に建設予定のコネクティッド・シティ・プロジェクトの「ウーブン・シティ」を、現代自動車は渋滞の緩和などの改善を目指しサンフランシスコをモデルとした「スマート・モビリティー・ソリューション」を発表し、参加者の関心を集めた。また、アマゾンウェブサービス(AWS)やマイクロソフトによる自動車へのクラウドサービスや、ソニーによる電気自動車(EV)コンセプトカー「VISION-S」の発表など、異業種によるモビリティー事業への参入も話題となった。

写真 現代自動車が配車サービスのウーバーと共同開発したフライングカー(ジェトロ撮影)

現代自動車が配車サービスのウーバーと共同開発したフライングカー(ジェトロ撮影)

なお、同展示会では、ジェトロもJ-Startupパビリオンを設置し、商談やメディア向けPR機会の提供などを通じ、日本のスタートアップ企業の海外展開支援を行った。

(権田直、大原典子)

(米国)

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