駐在員が住みやすい国ランキングで64カ国・地域中27位、東南アジア5カ国では4位
(フィリピン)
マニラ発
2020年01月07日
ドイツの調査会社インターネーションズが世界64カ国・地域について駐在員の住みやすさをランキング化した調査結果(注)によると、フィリピンは27位、東南アジア5カ国中では4位になった。
駐在員が住みやすい国・地域は1位から10位まで順に、台湾、ベトナム、ポルトガル、メキシコ、スペイン、シンガポール、バーレーン、エクアドル、マレーシア、チェコとなった(表参照)。日本は39位、米国は47位、中国は50位だった。
東南アジア5カ国の順位は、シンガポール(全体6位)、マレーシア(9位)、タイ(25位)、フィリピン(27位)、インドネシア(29位)。
フィリピンが高く評価された項目は、「友人の探しやすさ」が64カ国・地域中2位、「言語」と「フレンドリーさ」がそれぞれ7位、「個人の幸福度」が10位、「育児費と教育費」と「個人金融」が11位、「居住費用」が12位、「居心地の良さ」と「育児と教育のコスト」が18位だった。
低い評価項目は、「旅行と交通手段」と「デジタルライフ」がそれぞれ60位、「安全と治安」が51位、「健康」と「経済と職業の安定性」がそれぞれ48位だった。
日本がフィリピンよりも低い理由として、「言語」が62位、「友人の探しやすさ」が54位、「居心地の良さ」が53位、「居住費用」が35位、「育児と教育のコスト」が30位といった項目が低く評価された点が挙げられる。
(注)調査期間は2019年3月7~29日。187の国・地域に住む182の国籍者(2万259人)を対象に実施。
(坂田和仁)
(フィリピン)
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