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2019年のインフレ率は2.83%、過去50年で2番目に低い水準

(メキシコ)

メキシコ発

2020年01月20日

メキシコの2019年の消費者物価指数(CPI)上昇率(インフレ率)は、過去50年間で2番目に低い2.83%となり、中央銀行が定めたインフレ・ターゲット(3%±1%)の中央値を下回った(表参照)。中銀は2019年に政策金利を4会合連続で引き下げ、年初に8.25%だった金利は12月19日には7.25%になった。インフレ率が低水準に抑制されている状況を受け、今後も利下げ局面が続くという見方がマーケットでは強まっている。

天候などにより価格の変動が大きい農産品や、政府の方針で決定される公共料金を除いたコアインフレ率は3.59%だった。一方、非コアインフレ率は0.59%と低水準に収まり、これが全体のインフレ率押し下げに寄与した。日本の卸売物価指数に相当する全国生産者物価指数(石油を除く)も2019年は0.84%増と、2013年以来6年ぶりに1%を下回った。卸売物価は消費者物価に先行することから、消費者物価は今後も落ち着いた動きを見せることが予想される。

1月10日に国立統計地理情報院(INEGI)が発表した12月の消費者信頼感指数(ICC)は前月比(季節調整済み)で0.1ポイント増とわずかに回復した。ICCの構成要素の1つ耐久消費財の購入意欲も前月比1.0ポイント上昇している。物価と為替が安定した状況下で金利の低下傾向が継続すれば、消費意欲の喚起につながり、停滞が続く景況感にプラスの作用をもたらすかもしれない。

表 過去10年のインフレ率(前年比)

(松本杏奈)

(メキシコ)

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