国内最大級のスタートアップイベント「TechCrunch Tokyo 2019」開催

(日本)

スタートアップ支援課、広報課

2019年12月02日

国内最大級のスタートアップイベント「TechCrunch Tokyo 2019」が11月14、15日、東京・渋谷で開催された。同イベントは2010年から毎年開催され、2019年も国内外から著名なゲストスピーカーや話題のスタートアップ企業が集結した。

新製品を競い合うピッチコンテスト

同イベントの目玉企画「スタートアップ・バトル」には約130社が応募し、その中から、音声解析人工知能(AI)によって電話営業や顧客対応を可視化するクラウドIP電話サービスを提供するRevComm外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが最優秀賞に輝いた。海外での成長が期待できる企業を対象にした「JETRO AWARD」は、ソフトウエアのテストをAIで自動化するプラットフォームを通じ製品のリリースサイクルを高速化させるサービスを提供するオーティファイ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが受賞した。同社は海外メディアからの取材を契機に、既に複数の海外企業から引き合いもあるという。今後、ジェトロでは「グローバル・アクセラレーション・ハブ」などを通じて、同社の海外展開を支援する。

写真 ファーストラウンドに進出した20社からRevCommが最優秀賞に選ばれた(ジェトロ撮影)

ファーストラウンドに進出した20社からRevCommが最優秀賞に選ばれた(ジェトロ撮影)

写真 「JETRO AWARD」に輝いたオーティファイ(ジェトロ撮影)

「JETRO AWARD」に輝いたオーティファイ(ジェトロ撮影)

グローバル展開を見据えた企業の展示

展示ブースには、「ジェトロ・イノベーション・プログラム」で米国Tech Crunchが主催する「Disrupt SF 2019」に出展した4社を含む、約70社のスタートアップ企業が出展した(添付資料参照)。

mui Labは、国内のみならず、CES(米国・ラスベガス)やWeb Summit(ポルトガル・リスボン)など外国での展示会にも精力的に出展している。海外展示会では、「市場規模の大きさや欧米でのスタートアップ企業への理解度の高さを実感した。また、自社製品のコンセプト(日本の「わび」と「さび」の精神)が海外で非常に好評だ」という。同社は、今後も4YFN(スペイン・バルセロナ)などに出展し、積極的に海外展開を進めていく予定だ。

また、「Disrupt SF 2019」に出展した他の企業からも、「共同開発および資金調達候補先と面談することができた」「いろいろな来場者や出展者との出会いがあり、刺激になった」「会社の宣伝になると同時に、想像以上にさまざまな人と会うことができた」と、海外展示会を高く評価する声が上がった。

写真 mui Lab 出展の様子(ジェトロ撮影)

mui Lab 出展の様子(ジェトロ撮影)

(山口はるか、大井裕貴)

(日本)

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