第3四半期の外国直接投資は前年同期比4.3倍に

(フィリピン)

マニラ発

2019年12月19日

フィリピン統計庁(PSA)は12月5日、2019年第3四半期(7~9月)の外国直接投資(FDI)認可額が前年同期比4.28倍の1,824億3,600万ペソ(約3,830億円、1ペソ=約2.1円)と発表した。2019年1月から9月までのFDI認可額は、前年同期比3.17倍の2,779億9,610万ペソだった。

第3四半期のFDI認可額を国・地域別にみると、1位はシンガポールで1,350億ペソとなり、全体の74.0%のシェアを占めた。2位は韓国で343億ペソ(シェア18.8%)、3位は日本で39億ペソ(2.1%)だった。

業種別にみると、1位が情報通信で1,345億520万ペソ(73.7%)、2位が電気・ガス・蒸気および空調供給業で350億1,060万ペソ(19.2%)、3位が製造業で70億5,840万ペソ(3.9%)、4位が管理・ビジネス支援サービス業で25億8,620万ペソ(1.4%)、5位が不動産で13億8,990万ペソ(0.8%)となった。

投資誘致機関別では、1位が投資委員会(BOI)で1,709億8,270万ペソ(93.7%)、2位がフィリピン経済特区庁(PEZA)で102億9,410万ペソ(5.6%)、3位がスービック湾首都圏庁(SBMA)で4億7,630万ペソ(0.3%)だった(表参照)。

表 フィリピンの投資誘致機関別FDI認可額

(坂田和仁)

(フィリピン)

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