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2020年の実質GDP成長率予測を上方修正、1.2%に

(ベルギー)

ブリュッセル発

2019年12月20日

ベルギー国立銀行(中央銀行)が12月16日に発表した2022年までの経済見通し外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、2019年、2020年のベルギーの実質GDP成長率をそれぞれ1.3%、1.2%と予測している(表参照)。同行の前回6月の予測外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますからそれぞれ0.1ポイント上方修正された。2019年のGDPは前年より0.2ポイント減速する見通しだが、ユーロ圏平均の見通し(1.2%)をわずかに上回る。2020年以降も緩やかに減速する見込みだ。

2019年のベルギー経済は、賃金上昇に支えられた個人消費の拡大に牽引される。しかし、2020年から個人消費は徐々に低下する見込みだ。また、民間投資の拡大ペースが減速するとともに、財・サービスの純輸出が2022年までの間、経済成長を抑制するとみられる。これら要因が、個人消費が経済成長に貢献する効果を相殺し、ベルギーの経済成長は2022年には1.0%に減速するとみている。

ベルギー国立銀行は、2019年のベルギーの失業率は5.5%と1970年代以来の低水準となり、2020~2022年は5.4%を維持すると見込んでいる。一方で、雇用創出は2017年をピークに徐々に減速しており、その原因は賃金上昇と労働市場の需給の不一致だとして、企業による適切な人材の確保が一層難しい状態となると指摘した。

消費者物価指数の上昇率は、エネルギー価格の下落に伴い、2019年と2020年にそれぞれ1.3%へ低下した後、2022年までに緩やかに上昇する見込みだ。

ベルギー政府の財政赤字はGDP比で、2019年に1.6%に拡大し、2020年には2.1%、2022年にはさらに2.8%まで拡大するとの見通しだ。その要因として、年金や社会保障費の増大、法人税の改革に伴う税収の減少が指摘されている。

表 主要経済指標

ベルギーでは、法人税の基本税率が2018年度(対象事業年度、暦年)に従来の33%から29%へ、2019年度にはさらに25%に引き下げられる。また、2019年度からは危機加算の付加税も廃止となる。

(大中登紀子)

(ベルギー)

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