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第3四半期の貿易収支、9億9,600万ドルの赤字

(チリ)

サンティアゴ発

2019年12月06日

チリ中央銀行の発表(11月25日)によると、2019年第3四半期(7~9月)の貿易(通関ベース)は、輸出(FOB)が前年同期比5.2%減の169億ドル、輸入(CIF)が5.6%減の178億9,600万ドルで、貿易収支は9億9,600万ドルの赤字となった。

輸出(FOB)を品目別にみると、鉱産物は前年同期比3.1%減の91億7,600万ドルで、構成比の大半を占める銅が1.4%減だった(表1参照)。米中貿易摩擦により米国が追加関税を課す中国製品に銅を使用したものが多く、中国の当該製品の対米輸出減が銅の需要減を招き、第3四半期の銅の国際価格の平均は前年同期比5.0%減少し、1ポンド=2.63ドルだった。

表1 チリの主要品目別輸出(FOB)

農産物は、果物のリンゴやキウイの輸出減が響き、3.1%減の9億8,800万ドルだった。アボカドは構成比に占める割合は0.5%と少ないものの、前年同期比で約1.7倍と大幅に増加した。

工業品は、サーモンが前年同期比4.0%増の9億9,900万ドルと好調だったが、ボトルワインは8月の輸出量と輸出価格の減少が響き、2.6%減の4億2,100万ドルだった。ほかの工業品でも、林産品やセルロースなど多くの項目で落ち込みが目立った。

輸入(CIF)を品目別にみると、構成比の約半分を占める中間財は前年同期比2.8%減の88億9,300万ドルで、エネルギー製品のディーゼル、化学製品、金属製品が減少した(表2参照)。

表2 チリの主要品目輸入(CIF)

消費財は、自動車、衣類、履物の輸入減が目立った。自動車は国内の新車販売台数の下落が要因となっている(2019年10月17日記事参照)。資本財では、トラック、牽引車が25.5%と大幅に減ったが、鉱業、建設用機械は16.7%増と好調だった。

輸出をみると、アジア向けが54.0%を占め、国・地域別では中国(構成比:32.9%)、米国(13.6%)、日本(7.9%)の順となっている(表3参照)。中でも日本向けは前年同期比21.6%減で、主に銅鉱の減少が影響した。中国向けは銅カソードや針葉樹の化学木材パルプが減少した。

表3 国・地域別貿易額

輸入を国・地域別にみると、中国(構成比:24.3%)、米国(19.9%)、ブラジル(8.6%)の順で、中国からは携帯電話の輸入が減少し、日本、韓国、タイ、メキシコなどの自動車製造国からは自動車輸入が減少した。

(岡戸美澪)

(チリ)

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