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水素エネルギーの実用化、都市の交通網でも始まる

(中国)

上海発

2019年12月06日

中国では、水素燃料電池の実用化が進められ、発展計画も発表されているが(2019年9月27日記事参照)、新たに各地で導入や発展計画などが明らかになっている。

11月18日に上海市嘉定区で、ガソリンとディーゼルに加えて水素も供給できるステーションが2カ所開業した。11月22日には河北省張家口市で、燃料電池バスがこれまでの94台に加え、2路線に計30台が追加投入された。

広東省仏山市でも盛んな動きが見られた。11月18日に、仏山市南海区が4回に分けて合計386台の燃料電池バスを購入する入札公告を実施〔調達上限額は1台当たり199万元(約2,985万円、1元=約15円)〕。11月29日には、仏山市高明区で燃料電池の交通網が営業運転を開始した。総投資額は10億7,000万元、全長17.4キロに20の駅を配置するが、今回運転を開始したのは、このうち10駅区間の6.57キロ。仏山市の許国説副市長によると、10月までに全市で累計768台の燃料電池自動車(FCV)を導入し、6カ所の水素ステーションを建設した。また、2019年に12カ所のステーションを建設し、2020年までに1,000台以上の燃料電池バス、トラックを導入し、28カ所の水素ステーションを建設するとしている。(「新華網」11月29日)。

各地の発展計画については以下のとおり発表されている(表参照)。

表 各地の水素産業など発展計画

さらに、11月30日にはドイツの自動車部品メーカーのボッシュが中国の燃料電池市場に積極的に参入するとして、ドイツ以外で初となる水素燃料電池センターを江蘇省無錫市に開設し、研究開発や動力電池・同関連部品の生産を2021年に開始すると発表した(ボッシュ中国プレスリリース12月2日付)。

2019年3月から中国自動車工業会(CAAM)がFCV生産販売台数の統計を発表するようになった。2020年からは国家統計局が石炭や天然ガス、原油、電力、バイオ燃料などと並び、水素についても購入と消費、貯蔵、エネルギー加工転換、回収利用についても統計に加えるよう要望しているとの報道もある(「東方財富網」12月3日)

(高橋大輔)

(中国)

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