ベトナム在留日本人数が28%増、主要国で最大の伸び率

(ベトナム)

ハノイ発

2019年12月17日

日本の外務省が発表した海外在留邦人数調査統計の2019年版によると、ベトナム在留の日本人は2018年10月1日時点で2万2,125人と、前年よりも28.1%増加した。在留日本人数の伸び率は、ベトナムがアジアにおいて最大、かつ在留日本人が150人以上の国の中でも最大となった。

在留日本人数を国・地域別にみると、ベトナムは14位だった(表参照)。前年の16位から、インドネシアとニュージーランドを抜いて順位を2つ上げた。ベトナムの在留日本人は年間4,859人増え、米国(2万719人)に次ぐ増加数となった。

表 国・地域別の在留日本人数上位20(2018年10月1日時点)

都市別では、ホーチミンが1万1,581人(前年比30.6%増)で22位、ハノイが7,752人(24.3%増)で31位となり、この2大都市がベトナム在留日本人数の87.4%を占める。在外公館別では、在ベトナム大使館の管轄する北中部が9,711人(24.5%増)、在ホーチミン総領事館の管轄する南部が1万2,414人(31.2%増)だった。

同統計は、日本の在外公館が在留届を基礎資料として、それぞれの管轄区域内に在留する日本人の数を推計したもの。2018年10月1日時点における海外在留日本人の総数は、139万370人で、前年より2.8%(3万8,400人)増加し、同統計を開始した1968年以降最多となった。

(庄浩充)

(ベトナム)

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