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中央アジア政府首脳会議、地域協力推進への機運醸成

(ウズベキスタン、カザフスタン、CIS)

タシケント発

2019年12月10日

ウズベキスタンの首都タシケントで11月29日、中央アジア5カ国首脳が参加する「第2回中央アジア政府首脳会議」が開催された。主催したウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領は「中央アジア諸国の接近と協力拡大は不可逆的なプロセス」と述べ、経済分野を中心に中央アジア諸国の協力を深めていく意向を明らかにしている。

首脳会議には同大統領のほか、キルギスのソオロンバイ・ジェエンベコフ大統領、トルクメニスタンのグルバングルィ・ベルディムハメドフ大統領、タジキスタンのエモマリ・ラフモン大統領、カザフスタンのヌルスルタン・ナザルバエフ初代大統領が参加した。

会議では、a.貿易障壁の低減、b.密接な産業協力、c.再生可能エネルギーを含めたインフラの近代化、d.地域輸送の発展に向けた大規模事業の推進に合意したほか、地域の治安と安定に向け多方面で協力していくことが確認された。また、ミルジヨエフ大統領は各国の商工会議所を軸とした「中央アジア投資フォーラム」の創設や、観光分野での地域協力、「中央アジア」ブランドの確立を目指す国際観光会議「中央アジアの旅行」の開催を提言した。また、ベルディムハメドフ大統領の提案を受け、ナザルバエフ初代大統領が中央アジア政府首脳会議の名誉議長に選出された。

中央アジア諸国の関係改善と協力強化は、ウズベキスタン以外の中央アジア諸国でも好意的に捉えられている。キルギスの首都ビシュケクでジェトロのインタビュー(12月4日)に応じたキルギス国際関係・安全保障協議会のエディル・オソモンベトフ理事は「中央アジア諸国は国境問題など互いに課題を抱えながらも、中央アジアのアイデンティー確立に向けたウズベキスタンのイニシアチブを評価している」と述べている。

第1回の「中央アジア政府首脳会議」は2018年3月にカザフスタンの首都ヌルスルタン(当時はアスタナ)で開催された。第2回会議は当初、2019年春に開催予定だったが、カザフスタン大統領選挙の影響などもあり、この時期に変更された。第3回は2020年にビシュケクで開催されることが決定されている。

(高橋淳)

(ウズベキスタン、カザフスタン、CIS)

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