現代自動車の第3四半期の業績は増収増益

(韓国)

ソウル発

2019年11月05日

韓国の現代自動車は10月24日、2019年第3四半期(7~9月)の業績(連結ベース)を発表した。それによると、第3四半期の売上高は前年同期比10.4%増の26兆9,690億ウォン(約2兆5,351億円、1ウォン=約0.094円)、営業利益は31.0%増の3,790億ウォン、当期純利益は50.5%増の4,600億ウォンだった(表1参照)。

表1 現代自動車の業績

同社は「スポーツ用多目的車(SUV)を中心としたプロダクト・ミックスの改善、ドル高ウォン安などを受け、業績が改善した」と発表した。

第3四半期の販売台数は、前年同期比2.7%減の107万8,000台となった。国・地域別では、中国、インド、ロシアが減少した一方で、米国、西欧、ブラジルは増加し、韓国国内は4.7%減の16万3,000台だった。また、2019年第1四半期から第3四半期までの累計では、前年同期比0.4%減の328万8,000台となった(表2参照)。

表2 現代自動車の国・地域別の販売台数

同社は2019年第4四半期について、「パリセード(SUV)の供給拡大や、高級セダンであるグレンジャーのマイナーチェンジモデル、同じく高級セダンであるジェネシスのSUV発売などを通じ、競争力を強化し、収益性を高めていく」と述べた。

〔諸一(ジェ・イル)〕

(韓国)

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