世界最大規模のスターバックス、米シカゴにオープン、日本酒や日本産ジンのカクテルも提供

(米国)

シカゴ発

2019年11月21日

世界最大規模となるスターバックス(シカゴ・リザーブ・ロースタリー)が11月15日、米国シカゴのダウンタウンの目抜き通り「ミシガン通り」にオープンした。希少なコーヒーを楽しめるリザーブ・ロースタリーの業態としては、シアトル、上海、ミラノ、ニューヨーク、東京に続いて世界で6店目となる。

シカゴの今回の店舗は4階のフロアで構成(5階は屋上)され、4階には、著名なカクテルミクソロジスト(注)で日本在住経験もあるジュリア・モモセ氏などが監修したカクテルバーが開設されている。

このバーでは、シカゴ店限定で5種類のカクテルを提供し、その中には、日本酒(濁り酒)や日本産のジンを使用したカクテルもある。これらのカクテルはまず6カ月間、シカゴ店限定で出す予定で、その反響次第で他のリザーブ・ロースタリー店舗へも展開する可能性がある。

全世界に展開しているスターバックスで日本酒や日本産のジンを使用するメニューが提供されることは、日本産の農林水産物の輸出に非常に前向きなニュースであり、今後の販売量の増加が期待される。

写真 11月15日のオープン当日午後、入店まで1時間ほどの列ができた(ジェトロ撮影)

11月15日のオープン当日午後、入店まで1時間ほどの列ができた(ジェトロ撮影)

(注)果物、野菜、ハーブなどを組み合わせてオリジナルカクテルを作る人。

(藤本富士王)

(米国)

ビジネス短信 f8105741824b337a