青島市で開催の「China Fisheries&Seafood Expo 2019」に出展

(中国)

青島発

2019年11月29日

ジェトロは10月30日~11月1日、青島市で開催された「China Fisheries & Seafood Expo 2019」(以下、CFSE)に14社・団体をとりまとめ、ジャパンビリオンとして出展した。ジャパンパビリオンとしては8年連続の参加で、過去最大規模となった。

写真 ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

CFSEは、世界3大水産見本市の1つだ。主催者によれば、今回の出展者数は53カ国・地域から1,579社・団体、来場者数は99カ国・地域から3万5,632人が参加し、出展面積は4万5,735平方メートル。サバ、カワハギ、タチウオ、ホタテなどの出展物がバイヤーから好評だった。

近年、生活レベルの向上による消費スタイルの変化に伴い、中国における水産品の消費量が増えている。中国の税関(海関)統計によると、2018年の輸入量は前年比6.6%増の522万2,200トンで、そのうち、中国国内販売を目的とする一般貿易方式での輸入量は61.2%増と伸びが大きかった。省市別では、遼寧省、山東省、広東省の順となった。また、前年比でみると、天津市は4倍、河北省は3.6倍と伸びが目立った(図参照)。

図 2018年の水産品輸入状況(主要地域別)

2018年7月1日から、養殖および捕獲の水産物の平均輸入関税率が15.2%から6.9%に引き下げられた(2018年6月1日記事参照)ことを受け、水産物の輸入量が今後、さらに増加していくことが期待される。

なお、2020年に開催予定の「CFSE2020」の会期は2020年10月28~30日で、展示面積の拡大に伴い、今回の青島国際エキスポセンターから、会場は中国北部で最大規模の展示会場である青島市の紅島国際会議展覧中心に移す予定だ。

(李燕)

(中国)

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