LGエレクトロニクス、第3四半期の業績は増収増益

(韓国)

ソウル発

2019年11月06日

韓国のLGエレクトロニクスは10月30日、2019年第3四半期(7~9月)の業績(連結ベース)を発表した。それによると、売上高は前年同期比1.8%増の15兆7,007億ウォン(約1兆4,131億円、1ウォン=約0.09円)で、第3四半期ベースで過去最高になり、営業利益は4.4%増の7,814億ウォンだった(添付資料参照)。同社が発表した第3四半期の部門別の業績は次のとおり。

◇ホーム・アプライアンス&エアーソリューション(洗濯機、冷蔵庫、エアコンなど)

北米、欧州、アジアなどでの販売好調、原材料の値下がりや原価構造の改善などを受け、前年同期比で増収増益となり、売上高は第3四半期ベースで初の5兆ウォン超となった。

◇ホーム・エンターテインメント(有機ELテレビなど)

中東、アフリカ、中南米などでの販売が好調だったが、競争激化によるマーケティング費用の増加やドル高ウォン安を受け、増収減益となった。

◇モバイル・コミュニケーションズ(携帯電話など)

第5世代移動通信システム(5G)のスマートフォンは販売好調だったが、世界市場でのスマートフォンの需要減少、北米市場における5Gへの転換遅延などを受け、営業利益は赤字が続いた。

◇ビークルコンポーネント・ソリューションズ(自動車電装部品など)

新規プロジェクトの売り上げ拡大により売上高は増加したが、新規プロジェクトへの資源投入などにより、営業利益は赤字となった。

◇ビジネス・ソリューションズ(電子看板、太陽光発電モジュールなど)

発光ダイオード(LED)や電子看板の販売が伸び、米国、欧州などで太陽光発電モジュールの販売好調を受け、増収増益となった。

〔諸一(ジェ・イル)〕

(韓国)

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