長沙市、日系企業向け投資誘致会で投資プロジェクトに調印

(中国)

武漢発

2019年11月27日

湖南省長沙市で11月16日、「2019長沙市日本企業向け投資誘致プロモーション会」が開催された。長沙市への日系企業の投資を推進する目的で開催され、中国国内外から100社を超える日系企業が参加した。投資誘致セミナーをはじめ、投資・協力プロジェクトの調印式、長沙市内の開発区の見学会なども同時に行われた。

開会式では、中国共産党長沙市委員会の胡衡華書記や長沙市人民政府の胡忠雄市長、在中国日本大使館の畑山健太郎参事官、中国民族貿易促進会の藍軍会長らが祝辞を述べた。また、同市に進出している日系企業を代表し、広汽三菱の葛城慎輔総経理や住友ゴム(湖南)の舩原喜代志総経理らが講演を行った。

写真 投資誘致プロモーション会の様子(ジェトロ撮影)

投資誘致プロモーション会の様子(ジェトロ撮影)

長沙市政府は日系企業との関係強化に期待

胡書記は開会のあいさつで、「中日両国は一衣帯水の隣国だ。長沙市はこれまで日本との経済貿易交流に力を注ぎ、自動車産業や電機機械産業、電子部品産業など多くの分野で日系企業の投資が行われてきた」と述べ、日本との経済の結び付きを強調した。また、「日中間での投資や貿易を拡大し、より多くの分野で、ハイレベルな交流を推進していく」と、日系企業とのさらなる関係強化に期待を示した。

プロジェクト調印式では、イオンモール(中国)投資や滋賀県誘客経済促進センターなど、日系企業・自治体による投資・協力プロジェクトが調印され、投資総額は約20億元(約300億円、1元=約15円)になった(表参照)。

表 「2019長沙市日本企業向け投資誘致プロモーション会」で調印された主なプロジェクト

(片小田廣大)

(中国)

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