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愛媛県の協賛で、「和食まつり」をトロントで開催

(カナダ、愛媛)

トロント発

2019年11月26日

カナダ日本レストラン協会(JRAC)が主催する「和食まつり2019」が、11月18日にトロント市内の日系文化会館で開催された。2018年に引き続き、愛媛県が協賛し、同県産の水産物(マグロ、ブリ、真鯛、クエ、マハタ)、柑橘(かんきつ)類(紅まどんな、温州みかん、ユズ)、柿、ナス、里芋など多くの食材が提供された。

JRACは、カナダで和食や日本食材、日本酒などの魅力を発信し販売を振興するために設立された団体で、これまでも定期的にイベントなどを開催してきた。今回の和食まつりは9回目で、2018年には愛媛県の協力も得て2年ぶりに開催し、大盛況だったため、2019年も開催を決めたとのことだ。

愛媛県では40種類以上の柑橘類の栽培が行われ、ブリ、真鯛の養殖も盛んで、同県は、積極的に食材のブランディングに取り組み、海外にも売り込みを行っている。今回のイベントに参加した中村時広・愛媛県知事は「柑橘類については、昨年からトロントにも輸出を始めた。紅まどんななど付加価値のある高額商品を高額所得者向けに売り込んでいきたいと考えている。また、水産物については、これまでは、中国、東南アジアなど日本から近い地域でのセールスプロモーションが中心だったが、最近はブリなどの輸出が伸長している。カナダにおいても大型ブリやみかんフィッシュ(注)を核として、プロモーションを展開することとしている」と語った。

同まつりでは、愛媛県産品を使ったディナーが振る舞われたが、ディナーの始まる前のレセプション会場では、温州みかん、紅まどんななどの柑橘類、ミカンジュース、ブリ、クエの刺し身などが来場者に振る舞われ、日本酒も愛媛県産の日本酒(石鎚、山丹政宗)をはじめ10銘柄が販売され、多くの来場者が刺し身とのペアリングを楽しんだ。JRACメンバーの鮮魚販売店の秋山太郎氏が、愛媛県産のマグロの解体ショーも行った。大小何種類もの包丁を用いて、50キロ強のマグロがさばかれ、切り身になっていく工程を、来場者は興味深げに見入っていた。

ディナー開始前には、中村知事が「愛媛県は水産資源、農林資源に恵まれており、ブリや真鯛の養殖が盛んで、柑橘類も多くの種類が栽培されている。毎日、愛媛県産品ばかり食べている自分は極めて健康。皆さんも愛媛県産の食品をもっと食べてほしい。そして『愛媛県』という名前を覚えていただきたい」と、来場者にあいさつをした。

ディナーでは、前菜の「鴨(かも)ロースのユズ釜盛り」で中身をくり抜いたユズの皮を器代わりに使って提供したほか、わん物、刺し身、焼き物、煮物、すし、デザートに至るまで、愛媛県産産品を中心に使った料理が提供された。すしはJRACのメンバーのレストランのすし職人(16人)が会場内のセンターに用意されたテーブルに登場し、一斉にすしを握る実演を行った後に、来場者に提供された。多くの来場者が席を立って、すしを握る職人の姿をスマートフォンで撮影をしていた。すしの実演を含め、総勢29人のJRAC加盟レストランのシェフが調理に参加しており、大きな食のイベントとなった。

今回の和食まつりのチケットは、販売開始から2週間ほどで売り切れとなり、当日は258人の来場者があった。2018年に比べても来場者が増え、カナダ東部での愛媛県産水産品、柑橘類の知名度は徐々にではあるが上がっており、今後、同県産品のカナダへの輸入が増加することが期待される。

写真 注目を集めたマグロの解体ショー(ジェトロ撮影)

注目を集めたマグロの解体ショー(ジェトロ撮影)

写真 16人の職人が一斉にすしを握る(ジェトロ撮影)

16人の職人が一斉にすしを握る(ジェトロ撮影)

(注)柑橘の果皮やオイルを与えることで、柑橘の香りがする魚。

(酒井拓司)

(カナダ、愛媛)

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