ジェトロ、上海で第2回「日中新エネ自動車交流会」開催

(中国)

上海発

2019年11月15日

ジェトロは10月24日、上海で第2回「日中新エネ自動車交流会」(以下、交流会)を開催し、約160人が来場した。

交流会はセミナーと商談会の2部構成で、セミナーでは、来賓の磯俣秋男駐上海総領事があいさつで、中国市場における新エネ自動車の普及、新エネ車をはじめとするビジネス交流を通じた日中関係発展への期待を述べた。また、NIO(上海蔚来汽車)の朱江顧客発展副総裁が「ビジョンから行動」というテーマの講演の中で、電気自動車(EV)のコンセプトと今後の戦略について発表し、電装(中国)投資の内山秀俊中国電動化事業長も「電動車両普及の必要性とデンソーの取り組み」という演題で、電動化のニーズや今後の電動化に求められるもの、デンソーの電動化製品の取り組みについて説明した。

商談会では、日系自動車部品関連の15社が商談ブースに出展し、新エネ自動車関連企業と計56件の商談を行った。7件が成約または成約見込みとなった。参加企業からは「新たなクライアントと出会えただけでなく、同業者間のコミュニケーション網も構築もできた」「次回もぜひ開催してほしい」との意見が寄せられた。

今回の交流会は、10月23~25日に上海新国際博覧中心で開催された「第22回ものづくり商談会」(以下、商談会)の会場内で実施された。商談会では製造業を対象とした日中間のビジネスマッチングが行われ、出展企業は348社・団体、出展規模は400小間だった。来場者は延べ2万3,680人で、2万6,100件の商談が行われ、商談額は5,000万元(約7億5,000万円、1元=約15円)に達した。

写真 「日中新エネ自動車交流会」での主催者のあいさつ(ジェトロ撮影)

「日中新エネ自動車交流会」での主催者のあいさつ(ジェトロ撮影)

写真 出展企業の商談風景(ジェトロ撮影)

出展企業の商談風景(ジェトロ撮影)

(侯恩東)

(中国)

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