EV基準・標準化ワークショップを開催、国内ルール作りの議論を喚起

(インドネシア)

ジャカルタ発

2019年11月25日

ジェトロは11月21日、日本の経済産業省、インドネシア工業省との共催により、「電気自動車(EV)関連の基準・標準化をテーマとしたワークショップ」をジャカルタで開催した。同ワークショップには、インドネシアの自動車関連の業界団体などから100人近い参加があった。

冒頭で、インドネシア工業省のハルジャント総局長は「インドネシアでは、環境に配慮した自動車の政策に力を入れており、EVに関する政令『2019年第55号』(2019年8月23日記事参照)と『2019年第73号』を発表するなど、EV開発に向けた動きを進めている。インドネシアが将来的な製造拠点となることを目指す上で、今回のワークショップにおいて、基準に関しての議論を行うことは、重要な機会だ」と述べ、インドネシアにおけるEV製造の発展と基準などの整備の必要性を訴えた。

インドネシア側からは、このほか、国家標準化庁(BSN)がインドネシアにおける標準化の現況についての発表を行った。一方、日本側からは、自動車基準認証国際化研究センター(JASIC)、日本自動車研究所(JARI)、および日本自動車工業会(JAMA)の各専門家が、日本における基準・認証における議論や活動についての情報提供を行うことで、インドネシアにおける基準の重要性を喚起した。

写真 インドネシア工業省のハルジャント総局長(ジェトロ撮影)

インドネシア工業省のハルジャント総局長(ジェトロ撮影)

写真 主催者ならびに講演者(ジェトロ撮影)

主催者ならびに講演者(ジェトロ撮影)

(北條恵理)

(インドネシア)

ビジネス短信 77e2587b7c4dcb87