8月の産業活動指数は前年同月比1.0%減

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2019年11月01日

アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)は10月24日、2019年8月の産業活動指数が前年同月比1.0%減、前月比3.8%減(季節調整済み)と発表した。8月11日に行われた大統領選挙の予備選挙の結果を受け、通貨アルゼンチン・ペソが暴落した影響で経済が混乱し、産業活動指数がマイナスに転じた(図参照)。

図 産業活動指数の推移

産業別前年同月比をみると農業・牧畜・狩猟・林業分野は、伸び率が低下したものの、干ばつの影響で落ち込んだ前年の反動で、引き続き6.5%増のプラス成長となっているほか、鉱業・採石分野(3.8%増)は着実に伸び率が拡大している(表参照)。一方、金融仲介業(16.4%減)、商業(8.8%減)、製造業(6.6%減)など、多くの分野でマイナス成長が拡大する結果となった。

表 産業別の産業活動指数(前年同月比)

なお、2019年1~8月期でみると、前年同期比2.3%減のマイナス成長となっている。

(津下みなみ)

(アルゼンチン)

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