インド・アフリカパートナーシップ会議、カイロで初開催

インド工業連盟（CII）は11月6、7日、エジプトでは初となる「インド・コンクラーベ 西アジア・北アフリカプロジェクト・パートナーシップ会議」をカイロで開催した。インド代表団には、ハルディープ・シン・プリ民間航空相や商工省高官などハイレベルなメンバーが名を連ねた。

エジプトのアムール・ナッサール貿易産業相や主要なビジネス関係者が参加したほか、チュニジアやモロッコ、アルジェリア、ヨルダン、レバノン、イラク、スーダン、南スーダンの政府高官、主要なビジネス関係者も、閣僚会議や商談・ネットワーキングに参加した。会場ではインフラ、電力・エネルギー、資源開発、製造、物流、情報通信技術（ICT）、ヘルスケア、医薬品、農業、食品加工、教育、研究開発など幅広いテーマに焦点が当てられた。

エジプト貿易産業省高官は、会議の場でインドとの経済関係強化を歓迎する声明を出しており、繊維や電力、化学品、医薬品、ICT、消費財、ヘルスケアなどエジプト経済のほぼ全ての主要部門でインドが事業を展開していると指摘、最近ではエネルギー分野で200メガワットの太陽光発電プロジェクトに参画しているほか、ハイパーマーケットや製薬関連工場を設立したと紹介した。両国間では、2020年までにインドからの投資を現在から倍増させることを検討するとしており、今後もエジプトにおけるインドの存在感が高まることが想定される。

（常味高志）