ソーンサイ・シーパンドン副首相、計画投資相を兼任

(ラオス)

ビエンチャン発

2019年10月25日

ラオスのスパン・ケオミサイ計画投資相が10月11日に定年退職し、ソーンサイ・シーパンドン副首相が計画投資相を兼任することになった。計画投資省はラオスの国家戦略やマスタープラン、社会経済開発計画の立案監督、統計情報の収集、国内外投資および外国援助を振興・監督する極めて重要な行政機関だ。

スパン氏はラオス中部サワンナケート県知事を経て、2016年から計画投資相を務めてきた。ラオス人民革命党の序列は66位。ソーンサイ・シーパンドン氏は党内序列11位で、南部のチャムパサック県知事や内閣府大臣を経て、2016年に副首相に任命された(首相補佐、首相府担当)。次世代の指導者候補として国家運営の要を担うことになった。

外国投資の誘致で、ソーンサイ副首相はラオスが2018年2月から開始した投資環境改善への取り組み(2019年6月21日記事参照)を直接指揮することになるとみられ、その手腕が注目される。

(山田健一郎)

(ラオス)

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