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外国人の商業銀行株式取得手続きを簡素化、金融市場改革続く

(ウズベキスタン)

タシケント発

2019年09月20日

ウズベキスタン政府は、9月6日付閣僚会議決定第744号「銀行活動分野での許可プロセスの順序に関する追加・変更について」を採択、外国人(非居住者)によるウズベキスタンの商業銀行の株式5%未満の取得に関し、中央銀行の事前許可を不要とした。5%未満の株式取得の場合は、契約締結後1日以内に、同銀行の5%以上の株式を所有するウズベキスタン居住者(当該商業銀行など)が、中央銀行に対し届け出を提出する。外国資本の導入を通じて、国内銀行への国際ノウハウの移転を促し、国内資本市場を活発化させることなどが狙い。

ウズベキスタンでは、銀行分野を含む金融分野で大規模な改革が進められている。9月12日にはタシケント市内で、第2回国際会議「ウズベキスタンの資本市場」が開催され、政府、欧米・ロシアの金融関係者が出席。ウズベキスタン財務省のオディルベク・イサコフ財務次官は「ウズベキスタンの金融市場-機会と挑戦」と題した講演の中で、「金融市場の発展はウズベキスタン全体の発展の最重要要素」と位置付け、国内商業銀行と小規模金融業が主力の国内資本市場に、外資系金融機関が加わることが重要と強調。現在のウズベキスタン資本市場の課題として、a.低所得に起因する国民の低い預金率、b.金融商品の少なさ、c.国内商業銀行の受動的な活動姿勢、などの課題を挙げた。同次官は、近い将来に非居住者によるソブリン債の購入を可能にしたいとする意向を示したほか、ガスプロムパンクやVTBキャピタル、シティバンク、JPモルガンなどの欧米・ロシアの投資銀行誘致に長期的に取り組んでいく考えを述べている。

国際金融機関も、ウズベキスタンの金融・資本市場改革を支援している。アジア開発銀行(ADB)は9月12日、ウズベキスタン中央銀行との間で、国際資本市場でのスム建て債券の発行に向けた協力を進めることで合意。財務省との間では、銀行の民営化や民間企業による国際資本市場でのスム建て債券の発行に関し、将来的に協力していくことを確認している。

(高橋淳)

(ウズベキスタン)

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