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最低賃金、8月から10月まで段階的に35%引き上げ

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2019年09月19日

アルゼンチン工業生産労働省は8月30日、最低賃金を7月の月額1万2,500ペソ(約223ドル、1ドル=約56ペソ)から、10月1日までに月額1万6,875ペソへ段階的に引き上げると発表した。引き上げ率は35%となる。また、9月2日付の決議第6/2019外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは段階的な引き上げ額を明らかにし、8月1日以降の月額最低賃金は1万4,125ペソで、時給は70.62ペソと定めている。9月1日からは月額1万5,625ペソ、時給は78.12ペソ、10月1日からは月額1万6,875ペソ、時給は84.37ペソとした。

工業生産労働省が引き上げ率を定めた背景には、通常は政府と労働組合、経営者団体からなる国家雇用・生産性・最低賃金評議会で賃上げ交渉が行われるが、今回は合意に至らなかったことがある。8月30日に開催された同評議会では、アルゼンチン工業連盟(UIA)、アルゼンチン商業会議所(CAC)、アルゼンチン建築会議所(CAMARCO)、アルゼンチン農牧協会(SRA)、農協団体連盟(CONINAGRO)、証券取引所、アルゼンチン経営者協会(AEA)、中小企業商工会議所(CAME)、アルゼンチン銀行協会(ADEBA)、ホテル・レストラン経営者協会(FEHGRA)など経営者団体側の代表者と、労働総同盟(CGT)、アルゼンチン労働者連盟(CTA)の代表者が参加した。経営者側が25%の引き上げを提案したのに対し、労組側は貧困に陥らいないための基礎的全体バスケット額(食料以外の交通、医療、教育費、衣類などの購入費)と同等の月額3万1,934ペソを強く要求したが、物別れに終わった。

労組側は不満を訴え続けており、政府は今後必要に応じて新たな評議会を開催する可能性を示している。

(山木シルビア)

(アルゼンチン)

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