ベンガルール市と深セン市が姉妹都市交流を発表

(インド、中国)

ベンガルール発

2019年09月24日

インド南部カルナータカ州の州都ベンガルール市は9月10日、深セン市との姉妹都市交流の覚書(MOU)を締結することを発表した。深セン市の訪問団(副市長ら9人)が同市を訪問した機会を捉え、スマートシティーなど都市開発に向けたインフラストラクチャー、テクノロジーといったさまざまな分野に関する協議を行い、相互に協力することで合意した。

深セン側の団長であるヤン・ホン副市長は「ベンガルールと深センは世界のイノベーションハブなどさまざまな面で共通点があるが、特に都市が抱える問題点も共通だ」との認識を示した。その上で、深センにおける1日2万トンのごみをエネルギーに変換するプロジェクトなど具体的な取り組みを紹介し、ベンガルール市は高い関心を示した。MOUの締結に当たっては、両都市の代表から「今回のMOUは、投資促進が目的ではなく、都市のスマート化に向けた省エネルギーや、道路ほかインフラ改善などの都市開発分野に関わる技術協力を行う目的」であることが強調された。

カルナータカ州では、2019年4~5月のインド下院総選挙によりインド人民党(BJP)が政権復帰し(2019年8月7日記事参照)、新州首相にB・S・イェデュラッパ氏が就任した。同氏は今後の重点施策として、渋滞解消に向けた道路整備や、都市ごみの処理施設整備など、ベンガルールの都市課題を解決するためのインフラへの投資を発表したばかりだ。特に、廃棄物処理に関しては最も大きな課題として認識し、解決策を探っている。

今回のMOU締結によって、廃棄物処理をはじめとする都市問題の解決に向けて、深センをモデルケースとした技術や解決策の導入の可能性も生まれている。

なお、ベンガルール市は、これで世界5都市と姉妹都市交流を結ぶことになる。中国では、深センが成都に続く2都市目の姉妹都市交流となる(表参照)。

表 ベンガルールと姉妹都市交流を結んでいる都市

(遠藤壮一郎)

(インド、中国)

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