宮崎県がロサンゼルスで日米文化会館との協働イベント開催、焼酎の魅力を紹介

(米国、宮崎)

ロサンゼルス発

2019年09月17日

宮崎県は9月6日、ロサンゼルスの日米文化会館(Japanese American Cultural&Community Center、以下、JACCC)で、JACCC、ジェトロとの初の共催となる焼酎PRイベントを開催した。焼酎に関心のある地元の消費者約70人が参加した。

宮崎県は2017年8月、ジェトロの仲介で、JACCCと県産品の輸出や観光文化面での交流を目的とした連携協定を締結した。JACCCにとっても、日本の自治体と結んだ初めての協定で、締結から2年越しで初の協働イベントが実現した。ジェトロ・ロサンゼルス事務所の西本敬一所長はあいさつで、「2年前にジェトロが宮崎県にJACCCを紹介して締結された協定がこのような焼酎イベントというかたちで具体化したことは大変喜ばしく、グローバル化時代の地方創生をリードする1つの試みだ」と語った。

宮崎県からは蔵元の落合酒造場と柳田酒造の2社が参加し、焼酎の説明をするとともに、多くの焼酎を振る舞った。焼酎のフードペアリングとして宮崎県産の和牛や串焼き(鶏もも、豚肉のしそ巻き、シイタケ、オクラ)も提供した。

焼酎のエキスパート、クリストファー・ペレグリニ氏によるセミナーも実施され、焼酎の製造方法のほか、日本酒や韓国産ソジュなど他の酒類との違いについて説明した。九州には数多くの焼酎蒸留所があり、「いわば蒸留酒アイランドだ」との説明は参加者の九州への関心を喚起した。焼酎を飲んだことがあるという参加者は多かったものの、好きな銘柄があるほど焼酎に詳しい人は少なく、講師の話に熱心に聞き入っていた。

(山口真功)

(米国、宮崎)

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