海南省が新エネルギー車の駐車料金の優遇政策を発表、公共施設は無料に

(中国)

広州発

2019年08月23日

海南省発展改革委員会は8月1日、「新エネルギー車の駐車料金徴収をめぐる優遇政策整備に関する指導意見」(以下、意見)を発表した。意見は、新エネルギー車(NEV)(注)の駐車料金を、従来のガソリン車より低く抑えるよう大枠の方針を打ち出したもの(表参照)。省内の各市・県に対して、地域、車種、時間帯などを考慮しながら、2019年11月までに具体的な優遇策を策定することを求めた。

表 「新エネルギー車の駐車料金徴収をめぐる優遇政策整備に関する指導意見」における主な方針

また、同委員会は7月30日、「海南省電気自動車充電インフラ建設運営暫定管理弁法」を発表し、新たに建設される住宅の駐車場には、駐車スペースと同数の充電設備の設置もしくは充電設備を設置するために必要なスペースと電力供給システムの確保を義務付けた。

(注)電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)の総称。

(郭冬梅)

(中国)

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