7月の新車販売台数は前年同月比5.14%増

(ペルー)

リマ発

2019年08月23日

ペルー自動車協会(AAP)の発表(8月6日)によると、7月の新車販売登録台数(小型・大型の合計)は1万1,832台で、前年同月比5.14%増となった。

AAPのアルベルト・モリサキ経済調査部長によると、7月のリマ首都圏での新車販売登録台数は7,763台と前年同月比で5.22%増加しており、その他の地方でも4.98%増の4,069台に達した。一方で、1~7月の累計で比較した場合、2019年はリマ首都部では前年同期比4.22%減の5万8,122台(全販売台数の67%に相当)で、その他地方では8.23%減の2万8,685台(同33%)と、依然としてマイナスだった(図参照)。しかし、一次産業以外の経済指標が好転していることや、6月の選択消費税(ISC)の改定(2019年6月21日記事参照)による減税効果によって、新車販売に好影響をもたらすと予測している。また、地方での販売割合は2010年に20%だったが、2019年は33%に上昇している。これは地方における経済成長を示しており、地方住民の購買力が拡大傾向にあると、モリサキ氏は指摘する。

図 地域別の新車販売台数(1~7月累計)

(設楽隆裕)

(ペルー)

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