エア・アスタナとシベリア航空がコードシェア契約を締結

(カザフスタン、ロシア、日本)

タシケント発

2019年08月13日

カザフスタンのエア・アスタナとロシアのシベリア航空(S7)は7月15日、コードシェア契約を締結した。

エア・アスタナは首都ヌルスルタン(旧称:アスタナ)に本拠地を置くフラッグキャリアで、国際線41路線、国内線17路線を持つ国内最大の航空会社。S7はノボシビルスクを拠点に事業を拡大、現在では本拠地をモスクワに移し、国際線97路線、国内線はロシア最大となる101路線を有する。

今回のコードシェア化により、両国の国内線へのアクセスが容易となり、エア・アスタナ利用者はノボシビルスク、モスクワ、サンクトペテルブルクをハブとしたS7の航路、S7利用者はヌルスルタン、アルマトイをハブとした国内外線の利用が可能となる。

S7は現在、日本航空(JAL)とハバロフスク、ウラジオストク(注)、イルクーツク、ノボシビルスクの諸都市を結ぶコードシェア便を持っている。また、エア・アスタナは2019年度中に成田への直行便を就航する予定だ。コードシェア便を利用した日本、ロシア、欧州、中央アジアを結ぶ航路の利便性がさらに高まると期待される。

(注)7月29日にJALと全日本空輸(ANA)はウラジオストクへの直行便を就航させることを発表した。ANAは2020年3月から、JALは2020年夏期ダイヤから就航する予定(2019年8月1日記事参照)。

(増島繁延)

(カザフスタン、ロシア、日本)

ビジネス短信 2b8a2812edfc4d33