第2四半期のGDP成長率は前期比1.1%に回復
(韓国)
ソウル発
2019年07月31日
韓国銀行(中央銀行)は7月25日、2019年第2四半期(4~6月)のGDP(速報)を発表した。実質GDP成長率はマイナスに転落した前期と比べ、プラス1.1%となった(表1参照)。なお、前年同期比では2.1%だった(表2参照)。
2019年第2四半期の実質GDP(前期比)を支出項目別にみると、次のとおり。
- 民間消費0.7%増:準耐久財(衣類など)、サービス(医療など)を中心に増加したため。
- 政府消費2.5%増:物件費、健康保険給与費の支出が増加したため。
- 建設投資1.4%増:住居用建物建設は減少したが、土木建設が増加したため。
- 設備投資2.4%増:輸送用機械が増加したため。
- 輸出2.3%増:自動車、半導体などが増加したため。
- 輸入3.0%増:機械類などを中心に増加したため。
業種別では、農林漁業は農産物の生産減少を受け3.7%減、製造業はコンピュータ、電子・光学機器などが増加し1.8%増、電気・ガス・水道事業は電気業を中心に8.3%増、建設業は専門建設などが増加し1.4%増、サービス業は医療サービス、保健・社会福祉サービス業、事業サービスなどを中心に0.6%増だった。
韓国銀行のパク・ヤンス経済統計局長は同日行われた記者会見で、韓国政府が7月18日に発表した2019年の実質GDP成長率見通し(2.2%)について、「残りの2四半期の実質GDP成長率が0.8~0.9%であれば、2.2%成長は可能」と説明した。
〔諸一(ジェ・イル)〕
(韓国)
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