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フック首相がG20大阪サミットに参加、米国大統領と2国間協議も

(ベトナム、米国)

ハノイ発

2019年07月05日

ベトナムのグエン・スアン・フック首相は、6月28、29日に開催されたG20大阪サミット(首脳会議)に、8つの招待国の1つとして参加した。ベトナムは、2010年にASEAN加盟国の首相として初めてG20サミットに参加して以降、今回で4回目の参加となった。

新興国として先端技術の活用に期待

現地メディアのベトナムネットによると、フック首相は新興国の立場から、世界経済の共通課題の解決に向けて発言。イノベーションに関する会議で、安倍晋三首相が提示した「信頼性のある自由なデータ流通(Data Free Flow with Trust:DFFT)」の考え方を歓迎し、「ベトナムはデジタル経済を経済成長の重要な原動力の1つとして認識している」と述べた。また、「人間中心」の人工知能(AI)開発を目指すG20の方針に賛同した上で、「新しい技術の創造は第一に人間のためで、それを扱う人間のモラルの維持が重要だ」と発言した。同時に、持続可能な開発に貢献し、発展途上国が先端技術を活用して誰も置き去りにされないデジタル時代を保つため、AI研究開発センターを含むイノベーションハブの国際ネットワークの構築を促進することを発案した。

気候変動・環境・エネルギーに関する会議では、ベトナムは2025年までに使い捨てのプラスチック製品を使用しないようにする目標を表明した。

米国はベトナムに対し、双方に有益なバランスの取れた貿易を要求

フック首相は6月28日のサミットの傍ら、米国のトランプ大統領と貿易やエネルギー分野を中心に協議した。トランプ大統領は、エネルギー面での支援を表明し、両政府間では近々、エネルギー協力および米国からの液化天然ガス(LNG)輸入に関する協定が締結される予定だ。また、トランプ大統領は、原産地偽装や不正な商取引を取り締まるベトナム政府の活動を歓迎する一方、双方に有益なバランスの取れた貿易関係を構築していくよう、ベトナム側に要求した。トランプ大統領はG20大阪サミットに先立つメディア取材で、米国の対ベトナム貿易赤字が拡大している状況を受け、ベトナムにも追加関税を課す意思があると述べていた。

(庄浩充)

(ベトナム、米国)

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