メルコスール・カナダの第6回FTA交渉、2019年末合意に向け進捗

(アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、メルコスール、カナダ)

ブエノスアイレス発

2019年07月18日

第6回メルコスール・カナダ自由貿易協定(FTA)交渉が6月17日から25日にかけて、ウルグアイの首都モンテビデオで開催された。アルゼンチン政府関係者が6月18日付「バエ・ネゴシオス」紙に語ったところによると、今回の交渉では、財およびサービスに関連するオファーが主なテーマとなった。その他の章についても、2019年末までに合意に至るよう交渉を進めるとしている。マウリシオ・マクリ大統領も7月4日、アルゼンチン中小企業連盟主催の式典であいさつし、2019年中にカナダとのFTAの合意を期待していることを表明している。

メルコスールとカナダによるFTA交渉は、2018年3月に開始した。それ以降、6月(第2回)、9月(第3回)、12月(第4回)、2019年3月(第5回)と四半期に1度のペースで交渉を進めている。アルゼンチン外務・宗務省によれば、カナダはアルゼンチンの主要な投資相手国で、カナダからの財およびサービス輸入は2017年に5,000億ドルに達した。また、カナダのアルゼンチンにおける投資額は20億ドルを超え、アルゼンチンにおける10番目に大きな投資相手国だとしている。

(高橋栞里)

(アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、メルコスール、カナダ)

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