湖北省、上半期のGRP成長率は8.0%

(中国)

武漢発

2019年07月29日

湖北省統計局の7月17日の発表によると、同省の2019年上半期の域内総生産(GRP)は前年同期比8.0%増の1兆9,895億7,500万元(約31兆8,332億円、1元=約16円)だった(図参照)。実質成長率は、中国全体(6.3%)を1.7ポイント上回った。

図 湖北省における実質GRPおよび成長率の推移

厳しい国内外の経済情勢の中でも安定した成長が続く

産業別にみると、第一次産業が前年同期比3.1%増の1,313億8,800万元、第二次産業が8.5%増の8,385億8,800万元、第三次産業が8.2%増の1兆195億9,900万元となった。第二次産業のうち、一定規模以上の企業(注)の工業生産付加価値額は8.9%増となり、業種別では工業部門41業種のうち38業種が増加した。生産量では、特に新エネルギー車と産業用ロボットがそれぞれ31.2%増、19.8%増と大幅に増加した。

貿易総額は、前年同期比10.6%増の1,684億4,000万元となった。そのうち輸出総額は9.1%増の1,057億6,000万元、輸入総額は13.3%増の626億8,000万元だった。また、外国企業の直接投資額(実行ベース)は、12.0%増の70億9,300万ドルとなった。

消費動向を示す社会消費品小売総額は前年同期比10.4%増の9,543億1,400万元で、中国全体の伸び率(8.4%)を2.0ポイント上回った。また、都市住民の可処分所得は8.7%増の1万9,038元となった。

湖北省統計局は同省の経済動向について、「国内外の厳しい経済情勢の中でも省内の経済は安定し、質の高い発展が続いている」と分析している。

(注)その年の主な業務による売上高が2,000万元以上の工業企業。

(李成一)

(中国)

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