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英ロールスロイス、産官学連携研究に総額1億6,300万Sドルを共同投資

(シンガポール)

シンガポール発

2019年07月31日

英国航空機・船舶エンジン大手製造会社ロールスロイスは7月18日、シンガポール首相府傘下の国家研究基金(NRF)、南洋工科大学(NTU)と設置した共同研究施設「ロールスロイス@NTUコーポレート・ラボ」の第2フェーズとして、今後5年で8,800万シンガポール・ドル(約69億5,200万円、Sドル、1Sドル=約79円)を共同投資すると発表した。同社は、2013年からの同ラボの第1フェーズに7,500万Sドルを共同投資しており、同ラボへの投資総額は1億6,300万Sドルとなる。

同ラボは2013年、シンガポールでは大学内における産官学連携ラボの第1号として設置された。ロールスロイスにとっても、世界に29カ所設置している産学連携テクノロジーセンターの中で最大規模の開発拠点だ。同年からの第1フェーズでは、データ解析、電力変換など53の研究プロジェクトを実施し、既に同社で実用化したものもある。また、200人の学部生、40人の博士課程の学生がインターンシップにより、航空分野での就業を経験した。

第2フェーズでは、29の事業が予定されている。ハイブリッド飛行機のための、エネルギー貯蔵ソリューションの開発がその1つだ。二酸化炭素排出が30%削減される効果があり、2019年内に試作品が完成するほか、10年以内の実用化を目指す。

産官学連携研究施設はロールスロイス筆頭に国内14カ所に

NRFの会長を兼務するヘン・スキャット副首相は同日の式典での演説で、産官学の連携により、「基礎研究から革新的なソリューションを、早期に、より良く進めることができる」と述べた。同副首相によると、NRFの後押しにより2013年以降、ロールスロイスとNTUとのラボを筆頭に14の産官学ラボが設置され、総額8億Sドルを投資し、1,000人以上もの研究者を育成している。

このラボの中には、シンガポール政府系複合企業セムコープとシンガポール国立大学(NUS)との環境関連の持続可能なソリューションを開発する共同ラボや、同国政府系エレクトロニクス会社STエレクトロニクスとシンガポール工科デザイン大学(SUTD)のサイバーセキュリティー分野の共同ラボなどがある。

(藤江秀樹)

(シンガポール)

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