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中国・アフリカ経済貿易博覧会で農産品加工の投資誘致

(コートジボワール)

アビジャン発

2019年07月10日

中国湖南省で6月27~29日、「第1回中国・アフリカ経済貿易博覧会(CAETE)」が開催された。CAETEは中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)の下で、両国・地域の貿易促進を目的としたプラットフォームだ。今回のテーマは「より緊密な中国・アフリカ経済連携に向けたウィンウィン協力」で、アフリカ53カ国の政府、企業トップなどが参加した。コートジボワールからは外相、商業・産業・中小企業振興相をはじめとする主要閣僚や政府関係機関のトップ、財界の有力者など約30人が参加し、中国への高い関心がうかがわれた。

スレイマン・ディアラスバ商業・産業・中小企業振興相は6月28日、中国企業を集めたセミナーでコートジボワールの投資機会をアピールし、特に、ポテンシャルの高い農業と農産品加工分野への投資を奨励した。同大臣は「(コートジボワールは)西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)とアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)がそれぞれ形成する3億2,000万人、12億人の市場に中国が参入するためのゲートウエーになり得る」として、投資の呼び込みに向けた政府の強い意欲をアピールした。

湖南省の許達哲省長との会談で同大臣は、農業、情報通信技術(ICT)、観光分野での協力を確認し、中国企業によるこうした分野への投資を促すとともに、両国企業の協業による2国間のさらなる貿易促進に期待を示した。許省長は、特にカシューナッツ分野に関心を示し、湖南省の産業技術を用いて同分野の発展に協力していきたいと表明した。

中国とコートジボワールは、博覧会開催期間中に6件の協定文書に調印。具体的には、工芸センターの建設、PK24工業団地(注)の造成、繊維産業パークのフィジビリティー・スタディー(FS)、主要生産地帯12カ所のカシューナッツ加工工場の建設、経済・科学・技術開発特区の整備・運営といったプロジェクトに関する合意や覚書のほか、湖南省とコートジボワール商業・産業・中小企業振興省との経済・貿易促進協力協定など幅広い分野にわたる。両国の企業間で多数の商談や契約も取り交わされた。

コートジボワールにとって中国は最大の輸入相手国で、2018年の対中輸入額は約14億ユーロだった。また、インフラ開発などでもその存在感は増しており、中国の「一帯一路」構想への協力などを通じて、両国関係はさらに強化されそうだ。

(注)コートジボワール産業・鉱物省が進める新規工業団地。

(渡辺久美子)

(コートジボワール)

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