欧州委のバルニエ首席交渉官、新英国首相に「離脱協定」承認迫る構え

(EU、英国)

ブリュッセル発

2019年07月24日

欧州委員会のミシェル・バルニエ首席交渉官は7月23日、ツイッターを更新し、同日、英国保守党党首に選出されたボリス・ジョンソン新首相(2019年7月24日記事参照)に向けて、「首相就任後、離脱協定案の(英国議会での)承認を進め、秩序あるEUからの離脱(ブレグジット)を実現する建設的な協議に期待している」と投稿した。

EU側はこれまでの交渉方針を崩さない姿勢

バルニエ首席交渉官は「既に合意済みの政治宣言案については、新たな関係の中で、(EU側の)ブレグジット交渉ガイドラインの範囲で、再検討する用意はある」ともコメントしたが、離脱協定案の見直しには一切、言及していない。

EU側は、ウルズラ・フォン・デア・ライエン次期欧州委員長が欧州議会演説で、ブレグジットについてさらなる延期を容認する発言(2019年7月17日記事参照)を行っているが、ジョンソン新首相が離脱延期の申請を行わない限り、次期欧州委員会が発足する11月1日を待たず、英国は予定どおり10月31日にEU離脱することとなる。

欧州議会のブレグジット問題対策グループ座長を務めるギー・フェルホフスタット議員(ベルギー選出)は7月23、24日にバルニエ首席交渉官を同グループに招き、ジョンソン新政権に対する方針を協議する臨時会合を開くことをツイッターで明らかにしたが、同議員も「全てのEU市民の利益を保護することを望む」とコメントした。

(前田篤穂)

(EU、英国)

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